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10.18.2009

ネーミングセンスについて: dyson air multiplier

正面から見たファン
Dyson Air Multipler

というわけで、ここ2、3日の話題をかっさらっているダイソンのエアマルチプライアーです。
羽のない扇風機。
羽がなくても、ダイソンらしい洗練された空気力学でスムーズな風を送れるらしいですよ。
なかなかカッコイイですね。

しかし残念なネーミングです。
air multiplier(空気増幅器)って・・・。
もうちょっと詩的な名前はなかったんですかね。発音し辛いし。
先日のCELL REGZAの件を思い出してしまいます。


で、「dyson」を頭につける必要があったかどうか。
dysonといえば、もちろん「科学的」「洗練された」イメージもありますが、
結局、なんだかんだいって今のところ「吸引力の変わらない唯一の掃除機」の代名詞でしかありません。

ここで新たに登場した画期的な商品にも同じ名前をつけてしまうと・・・
「羽のない扇風機=dyson」とかになると、結局、dysonというブランドイメージがぼやけてしまう。
掃除機なの??扇風機なの??
安易にネーミングやブランド名の「展開」をしていると、
そのうち、TOSHIBAとか、日立とか、そういった「何も意味しない」名前になってしまいます。

今のところ違う商品に同じ名前をつけても有効なのは、ファッションブランドぐらいで。
(それでも範囲は限られますが)


dysonにはブランドイメージと売上を大切にしてもらいたいものです。
これだけの画期的な商品なのに、なぜ別ブランド・別ネーミングを立ち上げなかったのでしょう。


こういったネーミングって、センスなので、なかなか難しいでしょうね。
そういった意味ではスティーブ・ジョブズがMP3プレーヤーを発表する時に、
「Apple Music Player」ではなく、「iPod」とネーミングした、、
このネーミングセンスってやっぱり奇跡的ですよね。



10.11.2009

HERMES 幸せな未来を書き込みましょう

これもスケジュール通りかしら?

あ、もう今年も終わるんだ・・・
そう思い出させてくれたエルメス様からのお手紙です。
今回のイラストは「恋の秋」といった感じですね。

手帳、という商品は、「未来」への期待が込められている
非常に人間らしい商品ですね。
こういった分野では、エルメス様のブランド力がいかんなく発揮されます。


10.06.2009

「高機能」という幻想はいつまで機能するか:CELL REGZAなど



東芝がCELL REGZAという新商品を発表しました。
あのプレステ3にも搭載されているという、CELLという
コストパフォーマンスがあまりよくなかった高性能チップをたくさん積んでいるのが特徴で、
映像がキレイだったり、同時にたくさん録画できたり・・・。

気になるお値段はざっと100万円ほどとか。。

別にこの商品だけを取り上げて言うわけじゃないんですが、、
ここ最近の日本の家電はどういう方向に進んでいるのか、イマイチわかりません。

そろそろ「性能主義」から脱却してもいいんじゃないでしょうか。
いえ、技術そのものや、技術革新自体を否定しているわけじゃありません。
テレビもパソコンももっと速くなった方がいいと思います。

ただ、このネーミング・・・「セルレグザ」って・・。
チップの名前を商品名にする気持ちがさっぱり理解できません。
何十年か前、「ICチップ」というものが珍しかった頃、とにかく色んな商品が
「ICチップ搭載!」とうたっていたようですが、それを思い出さずにはいられません。

なんだかスゴそうだけど、
ライフスタイルを変えてしまうような提案が見えてこないんです。
「技術がスゴいのはわかったよ。で、どうなの?」
っていう。

「(自分が考える)いいモノを作れば、絶対わかってもらえる」という
雰囲気は感じられるのですが、プレゼンがなさすぎですよね。
「高機能」っていうのはもう別段、目新しくもなく、熱烈に求められてもいない要素かもしれません。

日本のモノづくりは、もうちょっと人間の方を向いたほうが良いときかも。



9.27.2009

マイクロソフトでは出会えなかった天職

この本を紹介できることは僕にとって大きな喜びだ。
たぐい稀なるビジネスのセンス、アイデア、現実的な行動力、そして希望に満ちている。
この本を読んで損はないことは、僕が保証します。

原題は、Leaving Microsoft to Change the World(世界を変えるためにマイクロソフトを辞めた)。
年収5,000万円のマイクロソフトのマーケティングディレクターだった著者。
専属の運転手に、オーシャンビューの高級住宅、世界最高峰の優秀なスタッフ達。
どう考えても魅力的な生活をあるとき捨て去って(もちろん葛藤はあった)、
ネパールの子供達に本を届ける活動を始める。



本を読みたくても読めない子供達がたくさんいる。
このブログを読んでいる人はおそらく、本によって自分の世界が広がることをよく知っているはずだ。
比ゆ的にも、現実的にも。途上国においても、読書は職種や年収に直結する。
著者の地道な活動は瞬く間に広まり、現在ではネパールだけでなく世界的な活動になっている。
今や著者はすごい勢いで世界中を飛び回っている。新しいタイプの企業家だ。
(その過程はなかなかドラマチックだ。並みの成功物語より遥かにおもしろい)

他の多くの慈善団体と違い、ビジネスマンだった著者は、具体的な成果と、費用対効果をとても大切にする。
寄付者の「自分のお金がどういった成果を生み出すのか?」という疑問に的確に答えることができる。

成果はとにかく凄まじい。
現在のところ、765校の学校を建設し、7,168ヶ所の図書室/図書館を設立、
333タイトルの現地語児童書(計280万冊以上発行)、7,132名に女子教育支援プログラム提供、
179ヵ所のコンピューター/言語教室を設立している。


民間団体がこれだけの成果を生み出そうとするのは容易ではない。
また、これらは一方的な支援ではなく、地元住民も何らかの金銭や労力を負担している。
それにより、持続的な教育を地域に根付かせることが可能だという。


多くの人にメッセージをわかりやすく届けて、心を動かし、寄付をしてもらうといったことを持続している、
というだけでも素晴らしい才能だが、よりスゴイのはこの著者の「大きく考えること」だ。
「大きく考えるか、さもなくば、帰れ」というのはマイクロソフトの社風らしい。

最初は1つの図書館建設だったが、「もっと大きく考えられないか」と著者は自問自答する。
多くの人から「無理だ」と言われても、聞かない。可能性のある励ましの言葉に耳を傾ける。
そして行動する。
世界には「教育」を待っている子供達がまだたくさんいる。。


そして著者の行動の恩恵を、今日も貧しい国の子供達は、
「教育」という生涯の宝物として受け取っている。


だからこの本は、
こんな生き方もあるのか!と視野を広げたい人、
卓越したビジネスの組織論を知りたい人、
何か行動を起こしたいと思っている人、
そして世界を変えて希望を生み出したい人、
そんな人にぜひ読んでもらいたい。



きっとなにかをするエネルギーが湧いてくる。
再度、僕が保証します。


9.20.2009

AMEX : CLUB PREMIUM PLUS


アメックスから封筒が届いた。
いつもの洋封筒。
左上にCLUB PREMIUM PLUSと書いてある。
右下に小さく「クラブ プレミアム プラスへのご招待状をお届けいたします」とある。
中をみると、紙が一枚入っていて、
この度、あなた様は「クラブ プレミアム プラス」のクラブ・メンバー登録条件を満たされましたので、当クラブのメンバーにご招待させていただきたく、ご案内申し上げます。
で、詳しくはウェブサイト見てね、パスワードはこれね、と書いてある。
ちなみに、サイト自体は公開されている(ここ)。
どうもアメックスである程度の金額を決済すると、自動的にメンバーとして登録されるらしい。
内容を見ると、どうもプラチナのサービスの一部が利用できるみたい。
アメックスとしては顧客の持つさまざまなカードの中から、
アメックスをメインカードにしてもらう戦略みたいです。


以下、5つの特典をご紹介。

魅力的な旅行特典を数多くご用意 クラブ プレミアム プラス旅行特典
eメールとウェブサイトにて、クラブ・メンバーのための旅行特典をご案内いたします。期間限定の特典やご優待割引など、特典をご用意しております。(期間限定特典)

ご要望に応じた旅の手配を プレミアム・トラベル・デスク
ご希望に合わせた旅行プラン、ホテルや航空券の手配など、あなた様の旅をコンサルティングいたします。また、クラブ・メンバーの方には、専用電話番号をご用意し、サービスを提供いたします。

フライト前のひとときをごゆっくり グローバルなラウンジアクセス
クラブ・メンバーの方は、国内外の提携空港ラウンジをご利用いただけます。ご出発までのひとときをくつろぎながら、お飲物などさまざまなサービスをお楽しみいただけます。

国際線のお座席をもう1席 日本航空コンパニオンシート特典
プレミアム・トラベル・デスクを通じて、日本航空対象路線・エグゼクティブクラスの国際線航空券(日本発着)を 1 名さま分往復普通運賃相当額で、新規にご予約、ご購入いただきますと、追加料金をお支払いいただくことなくご同伴者さまのお座席を同じご搭乗クラスにてご用意いたします。

日々の暮らしに上質なおもてなし ライフスタイル特典
期間限定でショッピング・コンシェルジェやサロンをご利用いただけるサービスです。例えば、提携百貨店などで、お買物のお手伝いをはじめとしたサービスを提供いたします。(期間限定特典)

ま、特典自体は「そんなもんか」という感じで、
まだ詳細が明かされてないけど「グローバルなラウンジアクセス」(11月に発表)は
いわゆるプライオリティパス、という認識でいいのかな。だとしたらちょっと嬉しいな。
空港では混雑から逃れてゆっくりしていたいですよね。



ちょっと笑ったのは、国内宿泊の特典を眺めていると、
「芸妓&舞妓ディナー」付き宿泊プラン
という項目があったこと。
芸妓さんや舞妓さんがいたらなんか緊張して料理の味がわからくなっちゃうかも。
ハイアットリージェンシー京都の企画でした。



9.19.2009

もしも財布をなくしたら・・・

こないだ、財布をなくしました。

飲んで帰って、家の前でタクシーを降りた。
朝になって、カバンの中をみると、財布がない・・・。
・・・どこで?・・としばらく考え、捜してみるが、ない。


まずすべきことは、クレジットカードの紛失の電話。
こういうときのため、契約しているクレジットカード会社の紛失の
緊急連絡番号はすべて携帯に登録してあります。


さっそく電話。
複数社に電話をかけたけども、一番電話応対が良かったのは、American Explessでした。
アメックスはいつも普通に電話応対がいいのだけども、
そこらへんはやはり高い年会費に比例した実力があると思えます。

事務作業としての的確さはもちろんのこと、ひとつひとつの相槌や声のトーン、どれもが素晴らしい。
なかでも突出していたのは、
「今回、お財布の中にはアメックス以外のクレジットカードも含まれておりましたか?」
「はい、いくつか」
「さようでございますか。もしよろしければそちらのカード会社の緊急連絡先もお調べいたしますが・・」

まさに顧客想い。ここまでの丁寧なフローを持っているのは
今回電話をかけたクレジットカード会社の中ではアメックスだけでした。
他のカード会社は、自社のカードの停止&再発行で終わり。まぁそれが普通といえば普通なんですが。


ちなみに一番最初に再発行のカードが届いたのも、アメックスでした。
普段、決済時にはどこのカード会社も顧客と直接の接点はないので、その社風の違いは見え辛いですが、
こういった緊急の対応の際にどういった対応をしてくれるのかが、そのカード会社のイメージを決定付けますね。

う~ん。勉強になります。




財布はなくさないのが一番ですが・・
旅先では常にトラブルに備えましょう。
アメリカン・エキスプレス




9.16.2009

人のこころを動かす:セールス編

人のこころを動かす、というテーマについては、さまざまな書籍が発表されている。
有名なのは、、

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
あたりなんだと思う(よく書評されてます)。
人間の行動に影響力をおよぼす項目について6つにカテゴライズし、
それらについてさまざまな実例を挙げながら解説している。
とても社会学的なアプローチをとって説明されているので、
これまで「説得」とか「セールス」という分野に携わったことがなければ
(もしくは携わっていても注意深くなければ)
「目からウロコもの」の気づきが得られるはずだ。



個人的にはややまどろっこしく感じられた。
上記は心理学やセールスの初心者向けには非常に良くできているが、実践向きではない。
なんというか、セールスに携わり、真剣にそのテクニックを日夜研鑽している者にとっては、
“確認”にしか過ぎない(それだってスゴイことだけど)。


これを読んでいるあなたが、もしセールスに携わっていたり、もともと心理学に興味がある人なら、
シュガーマンのマーケティング30の法則  お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

こっちの方がオススメ。
『影響力の武器』が“理解”だとしたら、こっちは“納得”。
実際にTVショッピングでサングラスを2000万本売った男が言うのだから、説得力もある。
社会学者は果たしてサングラスを2000万本売れるだろうか。
30のテクニックのひとつひとつがなかなか深い。考えさせられ、実践向きでもある。



実はセールステクニックを身に着けるにあたって、
テクニックをカテゴライズすることはほとんど役に立たないと思う。
(理解するのには役立つけど)
テクニックはディティールに宿るからだ。
いわゆるデキるセールスマンは、
呼吸を感じ、視線の動きを感じ、間を感じ、声のトーンや身振り、
それらすべてが調和し、相手に影響することが前提となっている。


もうこれらは究極、文字情報では伝えきれないんだけども、
もし文字でテクニックを伝えるとしたら、それが自らの経験談として書かれているのか、
それとも多少、事柄との距離を置いて客観的に書かれているのかでは、
伝わり方がまるで違ってくる。
読む人にいかにリアリティを持たせることができるかがポイントだから。



そういう意味では、
セールスのテクニックは「誰が」伝えるかが一番大切ではないだろうか。
人のこころを動かす、という作業は、言語化できない要素が多いから。


9.14.2009

FUTURE VISION : MICROSOFT

Microsftの近未来videoがおもしろい。
爽やかな音楽とともに、来るべき近未来の世界像・ライフスタイルが描かれている。
コンセプトもだいぶまとまってきたな、という感じだし、画像処理もなかなか。


かなりIQ高めの映像だけど、、あと20年したら、こういう世界になっているのだろうか。



9.05.2009

HERMES 「時の流れ」を包んでいます

「時の流れ」を 包んでおります。

ひさびさ、エルメス様からのお便りのご紹介。

1枚5万円近くの価格のスカーフ。
原価は・・・・、などという野暮なお話は置いておきましょう。
価値以上の価値、すなわちプライスレスがエルメス様のテーマですから。
(ちなみにエルメス様は、公式見解として自らのことを「ブランド」とは思われておりません)


あ、なるほど。
とメールを拝見したとき、腑に落ちました。

「時の流れ」を包むスカーフであれば、たしかにプライスレスです。
人間が「大切にしたい」と思っているものを、よくご存知です。

さすがの心意気。
ひさびさに感服いたしました。


6.30.2009

ワーナーマイカル:映画を5回観たら1回タダ

WARNER MYCAL CINEMASポイントカード

TSUTAYAのTカードとの関係を終了し、

前回は「6回見たら1回タダ」だったのですが、
今回は、5回でOK。

参加料として100円最初に要るみたいです。ちょっとケチ・・・。(そこで100円とる意味がわからない)
尚、インターネットで座席を購入できるe席リザーブでは無料になりません。
(ポイントを貯めることはできる)


Tカードを持っている人にとっては、
  • Tポイントが貯まる
  • 勝手にカウントしてくれる
  • ポイントが貯まればe席リザーブの際に使える
  • ポイントカードを持ち歩かなくて良い
といったメリットがあったんですが、
今度から回数は減ったものの、総合的にはちょっと?な変更ですね。
別に映画館はワーナーマイカルだけじゃないですからね。。


そんなことよりもワーナーマイカルは、
e席リザーブの際の手数料をタダにしたらどうでしょう。理屈としては人件費がかからないわけだし。
映画のために並ぶなんて時代遅れなことをパスできる、良いシステムなんですけどねー。


5.26.2009

SoftBank 830SC EMPOLIO ARMANI :デジタルのデザインについて


ソフトバンクが発表したところによると、この秋、アルマーニデザインのサムスン携帯が登場するらしい。
アルマーニ氏いわく、「東京の夜をイメージ」したものらしい。ネオンですね。
しかしエンポリオアルマーニって何にでもロゴ入れますね・・・結構デカく。
正面にきて、サイドにも、しかも背面にもかい!っていう。。

ディスプレイの真下に文字のロゴをデッカく配する感覚は、
ケータイメールをしない人から生まれ出てくる発想のような気がします。


ディズニー携帯とかはまだ雑貨として、またはコンテンツ事業として、意味がわかるんですが、
このアルマーニ携帯は何がしたいのかまったく意味が分かりません。


デジタルモノのデザインって、
どこまでデザインしたらそれをデザインしたと言えるのか、というのが難しいところですが、
この手のコラボは、どーせ中身はサムスンでしょ?というある種の冷めた見方がつきまといますよね。
(ウィンドウズが入っているパソコンに、リンゴマークを貼り付けたみたいな・・・)
デジタルモノって、ほかのOEMの感覚でブランド名を貼り付けるのとは、ちょっと違うような。。

服や靴ならいざ知らず、アルマーニ氏が、
携帯電話の品質について評価を下せる、とは思えない人が多いんじゃないでしょうか。

販売戦略会議で、
「日本で売るなら、サムスンブランドよりも“アルマーニ”って書いてあったほうがいいでしょ!」
と誰かが思いついたのが、そのまま形になってしまったような携帯ですね。


ブランドを大切にする、ということを深く考えさせてくれる、よいケースだと思います。


5.22.2009

HERMES:初夏のご挨拶

初夏の香り ラボラトリー

おぉ、美しい!

【エルメス】 香りの実験室、公開します。

というタイトルのメールが、エルメス様から舞いこんできました。
しかもリンク先には素敵なムービー。
香りが醸成されていくイメージがファンタジックに描かれています。

遊びごころ満載でさすがでございます。


関連:

5.04.2009

LACOSTE! RED LINE (動きはもう飽きたかな・・)

LACOSTEが、この春夏から若年層向けに「LACOSTE! RED LINE」を展開しています。
サイトがなかなか面白い。

最近のラコステは「動き」をビジュアルイメージとして定着させてきましたが、
今回のクリエイティブでは、まさに動きまくってます。


こんなかんじ。


行き着くところまで行き着いた、という感じですね。
キレイですけど、「動き」はもう見飽きた感があります。


文化やストーリーを匂わせる表現にしないと、そろそろ飽きられちゃいますね。
「動いてるのはわかった、だから?」
So, What?状態


冷たい言い方をすれば、購買の理由としてはまだ弱い。

本当にこれでラコステが若い層の共感を呼べるのですか?という質問に、
どこまでこのクリエイティブが答えられているか。

これからのラコステレッドラインを見守りたいところです。


4.17.2009

auの新ブランド「iida」のサイトがいい

auから新ブランド「iida」が発表されていますね。

「"感性"で感じる。 まったく新しい携帯ブランド"iida"」、だそうです。
プロダクトのコンセプトに「感性」を言い始めると、ロクなことはありません。
「そんなことは当たり前」レベルのことを、堂々と言い放つわけですから、
とうぜん期待値はかなり高くなります。
どんなマーケティングの努力を払ったとしても、そこそこ良い製品をつくったとしても、
出だしからつまづいていることになります。

auとしては、売上とイメージを回復させたいのはわかりますが、
以前よりちょっとだけカッコイイ端末を出そうが、
充電器にそれっぽい色をつけようが、
iida AC Adapter AO/SHIRO/MOMO/CHA

そんなことでは人々を納得、
または熱狂させるようなものは生まれてこないということです。
デザインとかブランドって、意外とその会社の人事の根幹に左右されるので、
なかなかパッとは生まれ変われないのが実際のところですね。


とはいえ、iidaの場合は、ウェブサイトはなかなかキレイでした。




4.11.2009

HERMES 春だから


HERMES様から、「春気分、満開です」というタイトルのハッピーなメールが届きました。
今回は手帳をビルに見立てています。
相変わらず、ファンタジック!

3.18.2009

DELL Adamoのプロモーションが素晴らしい

Adamo by Dell - パール

ついに、正式発表になりましたね。
DELLのAdamo。新しい薄型ノートブック。
コピーは「間もなく、あなたは恋に落ちる」に変わっています。

サイトでは、「逢う」「知る」「眺める」「求める」の4つの項目から、
それぞれAdamoの魅力を、写真などで見ることができます。擬人化ですね。

Topのフラッシュでは、Adamoの非常に精密、緻密なデザインを、
「知的」で「エレガント」な女性像(または男性像)と重ねています。

躍動感とシックとをうまく調和させたサイトデザインですね。
コピーはAppleのようで、サイトデザインはLacosteのようです。
パソコンスペックへのニーズがひと段落ついている今、
まさにDELLが取るべきブランド戦略ではないでしょうか。

PC=緻密な知性の象徴=エレガント=恋
という図式ですね。


今回のDELLはめずらしく、ブランディングがしっかりしているな、という印象です。


どこぞのソニーのパソコンがポケットに入るとか入らないとかのどーでもいい
ズレたブランディングというか、製品が良いだけにモッタイナイことになっている広告とはえらい違いです。

その方向でガンバレ、DELL。
DELLファンのひとりとして応援しています。DELLに足りないのはデザインだから。

3.12.2009

DELLのadamoが美しい

めずらしくDELLが美しいノートブックを発表するようです。
adamoという名前の。http://www.adamobydell.jp/
まだ詳細は分かりませんが、以下のムービーがなかなかよくできている。

ディティールが非常に美しいので、日本人好みではないでしょうか。

3.07.2009

HERMESホワイトデー


拝啓 エルメス様

ステキなメールをいつもありがとうございます。
今回もあなたの素敵なデザインと、ファンタジーの世界に、うっとりとするばかりです。

また、前回のバレンタインの際の反省を活かされたのでしょうか?
今回はちゃんとホワイトデーの1週間前にお便りをいただけて、ホッとしております。

また、メールのタイトルも、前回の
【ショコラにジュテームをそえて】
から、今回は、
【エルメス】ホワイトデー、お返しにハートのはスカーフはいかが?
と、やや直接的表現にシフトされたのも、日々進化されるあなたならではですね。

これまでのあなたならきっと、
【エルメス】ホワイトデー、ハートをスカーフに乗せて
ぐらいの、やや詩的な表現をされていたでしょうに。


今回はそんな表現を考える間もなく、締め切りに間に合わされたのでしょうか、などと心配しております。
タイトルの、「お返しにハートのはスカーフは」の誤植は、あなたらしくありませんから。

あなたの製品に対する完璧さを、どうかメールにも。
本当に素敵なクオリティの高いメールですから。

2.28.2009

友よ、今日もあなたの棚は光っているか

ここ最近で、一番、本当に聞いてよかったなと思う言葉は、
「棚が光る」という言葉です。

ある本屋に勤める友人が、教えてくれた言葉。

もともと本屋の醍醐味とは、「棚づくり」ということだとは知っていましたが、
本屋の仲間内で、とくに良くできている棚を、
「○○君の棚、光ってるね~」と褒め称えるそうな。

僕はこの、「棚が光る」という表現をとても気に入りました。
感性にダイレクトに働きかける表現だし、
そこには本棚というものへの郷愁と、知への憧れ、人間的な何かが宿っているような気がして、
Amazonが未だ到達しえぬ、リアルな本屋にしかない感覚だと思ったからです。


感覚的には非常によく分かるんだけど、、いくつかの疑問も湧いてきました。

  • どうして棚が光る(と感じられる)のか?
  • 光る棚と、光らない棚の差はなんなのか?
  • はじめて見る本を、気に入って買う気にさせられるのはナゼか?

などと、このごろずっと考え込んでしまいました。

ただ同じジャンルの本を集めるだけではダメだし、
売れている本を集めれば成功ってものでもない。
その人の興味のアンテナに引っかかり、なお、まだ知らない世界へと興味を向けさせる、
たぶん、そういったことが実現できるのが、「光っている棚」なのだと思います。

例えば、テクニックのひとつとしては、お客の「まだ知らない」ことを、
お客の「すでに知っている」ことの情報パケットに小分けにすることがあると思います。
これがポップの果たす役割ですね。


加えて、僕はたくさんの要素が「光っている棚」にはあるのではないかと気づきました。

  • 面積(冊数や平置きであるかどうか)
  • 視線の流れ
  • 視点の高さ
  • 情報密度
  • ポップの内容と色使い
  • 文字の大小

きっとこれらの要素が微妙に絡み合って、「棚が光る」のだろうと。

非常に興味深いのは、人間がものごとをどのように認識しているか、
というテーゼが浮かび上がってくるということです。
脳科学であり、マーケティングであり、セールスであり、
ひいては、知の世界へ人々をいざなう良い比喩だと感心しました。


人間が感覚的に知っていることだけれども、まだ良く分かっていないこと。
「光る棚」という表現には、知的好奇心をかき立てる先人の智恵が凝縮しています。




関連本:
人間の意思決定のプロセスには、自覚できるものと、自覚していないものがあります。

究極のコピーライティング本です。これ以上のことは、単なる応用。

これ以上の広告本もありません。これ以外の広告本は、単なるファッションです。





人気沸騰のDarren Brown。英語が分からなくても最後までみるべし。

2.11.2009

HERMESバレンタインデー



拝啓 エルメス様

久々のお便りをいただきまして、ホッとしています。
このところ、あなたからのメールがあまりなかったものですから。。
よもやバレンタインも何もないのでは・・・とすこし心配しておりましたが、杞憂でした。

【ショコラにジュテームをそえて】
というあなたらしいタイトルのメールをいただき、非常に嬉しくなりました。
そして、相変わらずステキなイラストですね。
ぜひとも続けて魅せていただきたいものです。

しかし、ただひとつ、余計なことかもしれませんが、
バレンタインのプレゼントのご提案のメールであれば、
配信日が2月10日ではいささか時機を逸しているような・・・気がいたします。
せめて10日前にいただいていれば、えくぜくてぃぶな、せれぶの方々にも、
余裕を持ってお買い物をしていただけると思うのですが・・・

素人のたわごとと、ご一笑ください。