というわけで、ここ2、3日の話題をかっさらっているダイソンのエアマルチプライアーです。
羽のない扇風機。
羽がなくても、ダイソンらしい洗練された空気力学でスムーズな風を送れるらしいですよ。
なかなかカッコイイですね。
しかし残念なネーミングです。
air multiplier(空気増幅器)って・・・。
もうちょっと詩的な名前はなかったんですかね。発音し辛いし。
で、「dyson」を頭につける必要があったかどうか。
dysonといえば、もちろん「科学的」「洗練された」イメージもありますが、
結局、なんだかんだいって今のところ「吸引力の変わらない唯一の掃除機」の代名詞でしかありません。
ここで新たに登場した画期的な商品にも同じ名前をつけてしまうと・・・
「羽のない扇風機=dyson」とかになると、結局、dysonというブランドイメージがぼやけてしまう。
掃除機なの??扇風機なの??
安易にネーミングやブランド名の「展開」をしていると、
そのうち、TOSHIBAとか、日立とか、そういった「何も意味しない」名前になってしまいます。
今のところ違う商品に同じ名前をつけても有効なのは、ファッションブランドぐらいで。
(それでも範囲は限られますが)
dysonにはブランドイメージと売上を大切にしてもらいたいものです。
これだけの画期的な商品なのに、なぜ別ブランド・別ネーミングを立ち上げなかったのでしょう。
こういったネーミングって、センスなので、なかなか難しいでしょうね。
そういった意味ではスティーブ・ジョブズがMP3プレーヤーを発表する時に、
「Apple Music Player」ではなく、「iPod」とネーミングした、、
このネーミングセンスってやっぱり奇跡的ですよね。
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