10.31.2009

THIS IS IT MICHAEL JACKSON



THIS IS IT 観ました。
素晴らしいショーです。
マイケルのダンスのキレ、そして進化した振り付けにビックリ。
「最盛期を思わせるような」ものではなく、「最盛期よりスゴイ」!と断言できます。
この映像を見れば、彼が世界最高のエンターテイナーであることを疑わないでしょう。


音楽のセンス、ダンスのセンス、ショー全体の構成のセンス、、、
こういうのを才能というのか!と感激してしまいます。
こんなクオリティの仕事をいつかしてみたいと思います。

彼のファンのみならず、2週間の限定公開ですので、お早めに。


10.18.2009

ネーミングセンスについて: dyson air multiplier

正面から見たファン
Dyson Air Multipler

というわけで、ここ2、3日の話題をかっさらっているダイソンのエアマルチプライアーです。
羽のない扇風機。
羽がなくても、ダイソンらしい洗練された空気力学でスムーズな風を送れるらしいですよ。
なかなかカッコイイですね。

しかし残念なネーミングです。
air multiplier(空気増幅器)って・・・。
もうちょっと詩的な名前はなかったんですかね。発音し辛いし
先日のCELL REGZAの件を思い出してしまいます。


で、「dyson」を頭につける必要があったかどうか。
dysonといえば、もちろん「科学的」「洗練された」イメージもありますが、
結局、なんだかんだいって今のところ「吸引力の変わらない唯一の掃除機」の代名詞でしかありません。

ここで新たに登場した画期的な商品にも同じ名前をつけてしまうと・・・
「羽のない扇風機=dyson」とかになると、結局、dysonというブランドイメージがぼやけてしまう。
掃除機なの??扇風機なの??
安易にネーミングやブランド名の「展開」をしていると、
そのうち、TOSHIBAとか、日立とか、そういった「何も意味しない」名前になってしまいます。

今のところ違う商品に同じ名前をつけても有効なのは、ファッションブランドぐらいで。
(それでも範囲は限られますが)


dysonにはブランドイメージと売上を大切にしてもらいたいものです。
これだけの画期的な商品なのに、なぜ別ブランド・別ネーミングを立ち上げなかったのでしょう。


こういったネーミングって、センスなので、なかなか難しいでしょうね。
そういった意味ではスティーブ・ジョブズがMP3プレーヤーを発表する時に、
「Apple Music Player」ではなく、「iPod」とネーミングした、、
このネーミングセンスってやっぱり奇跡的ですよね。



10.11.2009

HERMES 幸せな未来を書き込みましょう

これもスケジュール通りかしら?

あ、もう今年も終わるんだ・・・
そう思い出させてくれたエルメス様からのお手紙です。
今回のイラストは「恋の秋」といった感じですね。

手帳、という商品は、「未来」への期待が込められている
非常に人間らしい商品ですね。
こういった分野では、エルメス様のブランド力がいかんなく発揮されます。


10.08.2009

Nice Body への道:自信に満ちたボディを手に入れろ

みんなが体操のおねーさんや、スパーモデルのように、
“完璧な”ボディを手に入れることは現実的ではないし、それがいいとも思えない。

ただし、みんな、自分の身体には自信を持った方がいいと思う。
スーパーモデルのようなボディラインになることが自信を持てる、ということではない。
自分なりのベストが肝心だと思う。
先日、ある雑誌の表紙に引き締まっていないおなかのモデルがヌードで登場したところ、
「美しい!」と絶賛の嵐だったそうな。
今は、「やせている=美しい」というのは必ずしも絶対ではない。


特にデスクワークをしているとそうなんだけども、
知らず知らずのうちに、体力が落ちていっている。
そこでエクササイズですよ。

なにもドラゴンボールのように、死の直前まで(または死んでからも)特訓を重ねる必要はない。
最近のフェットネスは進化していて、あんまりがんばらなくても効果アリ。
(効果がなかったらそのDVDが合っていないだけだ)

ぼくのオススメはこれ。わずか10分でいい。毎日やらなくてもいい。
10分間のエクササイズが、部位別に5つ収録されている。
音楽にノリながら、ダンスしていく感じ。筋力に自信がなくてもOK。難易度は低い。
その割りにいわゆるインナーマッスルに効く。
とくに「ウエスト・アタック」は週に3回もやれば、
鏡の前で「あれ、違う」と効果を実感できるはずだ。


次はコレ。

このDVDは、なかなか飽きない。
キレイな砂浜や、美しいビルの屋上や、屋内、
場面が自然と切り替わりながらエクササイズしていくので、見ていて楽しい。

中身は、なかなかハード(上のと比べると)。
筋力に自信がない人は最初ちょっと苦労するかも(僕のように)。
ウエストまわりをこれでもか、と攻めまくる。
「あともう2セットよ~」「え、マジっすか!」みたいな(笑)

このDVDではダンベルも使用する。


さて、エクササイズ成功の秘訣は、なんといっても
「毎日やらないこと」
コレに尽きる。
高い目標を立てると、かならず、挫折が訪れる(笑)

週に1回やったら自分をほめてあげよう。
週に2回もやったら、自信を持っていい。
週に3回もやったら、自分の驚異的なスケジュール調整能力と美に対する意識を絶賛しよう。


特に腹筋や背筋は他の部位に比べて回復が遅いので、
毎日やると逆効果らしい。中2日空けるのがいいそうな。


自然な筋力をもつことで、仕事や恋愛に対する態度がポジティブになる。
集中力の持続時間も長くなる。
日常生活も、旅も、頭を使った会議も、執筆も、すべて、体力が関わっている。

この秋は、運動の秋、ということで。




10.06.2009

「高機能」という幻想はいつまで機能するか:CELL REGZAなど



東芝がCELL REGZAという新商品を発表しました。
あのプレステ3にも搭載されているという、CELLという
コストパフォーマンスがあまりよくなかった高性能チップをたくさん積んでいるのが特徴で、
映像がキレイだったり、同時にたくさん録画できたり・・・。

気になるお値段はざっと100万円ほどとか。。

別にこの商品だけを取り上げて言うわけじゃないんですが、、
ここ最近の日本の家電はどういう方向に進んでいるのか、イマイチわかりません。

そろそろ「性能主義」から脱却してもいいんじゃないでしょうか。
いえ、技術そのものや、技術革新自体を否定しているわけじゃありません。
テレビもパソコンももっと速くなった方がいいと思います。

ただ、このネーミング・・・「セルレグザ」って・・。
チップの名前を商品名にする気持ちがさっぱり理解できません。
何十年か前、「ICチップ」というものが珍しかった頃、とにかく色んな商品が
「ICチップ搭載!」とうたっていたようですが、それを思い出さずにはいられません。

なんだかスゴそうだけど、
ライフスタイルを変えてしまうような提案が見えてこないんです。
「技術がスゴいのはわかったよ。で、どうなの?」
っていう。

「(自分が考える)いいモノを作れば、絶対わかってもらえる」という
雰囲気は感じられるのですが、プレゼンがなさすぎですよね。
「高機能」っていうのはもう別段、目新しくもなく、熱烈に求められてもいない要素かもしれません。

日本のモノづくりは、もうちょっと人間の方を向いたほうが良いときかも。



10.02.2009

中秋名月

逸題 (井伏鱒二)

今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ


春さん蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿


ああ 蛸のぶつ切りは臍みたいだ
われら先づ腰かけに坐りなほし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ


今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ




今年は10月3日(土)がその日。
上は僕の好きな井伏鱒二の詩。


9.29.2009

HSBC boss switches base to Asia

タイトルはまんま、BBCの記事のタイトルなんですが・・・
(CNN) 英系銀行HSBCアジアの関係者はCNNに対し、同行のグループ最高経営責任者(CEO)であるマイケル・ゲーガン氏の事務所が、来年2月にロンドンから香港に移転すると語った。
上記はCNN.co.jpから引用。

中国やインドの人口や産業を少なくとも10年、20年で考えるなら、
必然といえば必然なのでしょうね。
数年のうちに、中国またはインドが世界で最も英語が話せる人口が多い国になります。

一応、HSBC的には、

"There is absolutely no question of HSBC pulling away from London. We will operate from two equally strategically important centres for the company"

ロンドンと香港は戦略的に同じぐらい重要さ、という建前になっているものの、
実質これはアジアへの完全なシフトと言って過言ではないでしょう。


ちょっとした、しかし大きな節目を感じるニュースでした。


9.27.2009

マイクロソフトでは出会えなかった天職

この本を紹介できることは僕にとって大きな喜びだ。
たぐい稀なるビジネスのセンス、アイデア、現実的な行動力、そして希望に満ちている。
この本を読んで損はないことは、僕が保証します。

原題は、Leaving Microsoft to Change the World(世界を変えるためにマイクロソフトを辞めた)。
年収5,000万円のマイクロソフトのマーケティングディレクターだった著者。
専属の運転手に、オーシャンビューの高級住宅、世界最高峰の優秀なスタッフ達。
どう考えても魅力的な生活をあるとき捨て去って(もちろん葛藤はあった)、
ネパールの子供達に本を届ける活動を始める。



本を読みたくても読めない子供達がたくさんいる。
このブログを読んでいる人はおそらく、本によって自分の世界が広がることをよく知っているはずだ。
比ゆ的にも、現実的にも。途上国においても、読書は職種や年収に直結する。
著者の地道な活動は瞬く間に広まり、現在ではネパールだけでなく世界的な活動になっている。
今や著者はすごい勢いで世界中を飛び回っている。新しいタイプの企業家だ
(その過程はなかなかドラマチックだ。並みの成功物語より遥かにおもしろい)

他の多くの慈善団体と違い、ビジネスマンだった著者は、具体的な成果と、費用対効果をとても大切にする。
寄付者の「自分のお金がどういった成果を生み出すのか?」という疑問に的確に答えることができる。

成果はとにかく凄まじい。
現在のところ、765の学校を建設し、7,168ヶ所の図書室/図書館を設立、
333タイトルの現地語児童書(計280万冊以上発行)、7,132名に女子教育支援プログラム提供、
179ヵ所のコンピューター/言語教室を設立している。


民間団体がこれだけの成果を生み出そうとするのは容易ではない。
また、これらは一方的な支援ではなく、地元住民も何らかの金銭や労力を負担している。
それにより、持続的な教育を地域に根付かせることが可能だという。


多くの人にメッセージをわかりやすく届けて、心を動かし、寄付をしてもらうといったことを持続している、
というだけでも素晴らしい才能だが、よりスゴイのはこの著者の「大きく考えること」だ。
「大きく考えるか、さもなくば、帰れ」というのはマイクロソフトの社風らしい。

最初は1つの図書館建設だったが、もっと大きく考えられないか」と著者は自問自答する。
多くの人から「無理だ」と言われても、聞かない。可能性のある励ましの言葉に耳を傾ける。
そして行動する。
世界には「教育」を待っている子供達がまだたくさんいる。。


そして著者の行動の恩恵を、今日も貧しい国の子供達は、
「教育」という生涯の宝物として受け取っている。


だからこの本は、
こんな生き方もあるのか!と視野を広げたい人、
卓越したビジネスの組織論を知りたい人、
何か行動を起こしたいと思っている人、
そして世界を変えて希望を生み出したい人、
そんな人にぜひ読んでもらいたい。



きっとなにかをするエネルギーが湧いてくる
再度、僕が保証します。


9.26.2009

BOB DYLAN Christmas Album:ボブ・ディラン クリスマスアルバム印税をWFPに寄付


ボブ・ディランがクリスマスアルバムだなんて。
孫の幼稚園で歌ったら、「怖い」と子供達が泣き出してしまった、
というなかなかのエピソードを持ったディランですが、
クリスマスアルバムを発表、その印税をWFP(国連世界食糧計画)に寄付するそうです。

ディランの歌うクリスマスソング・・・どんなものか、と思っていたら、
Youtubeにてプレビューを発見。
トラディショナルなものも含め、ザ・クリスマスソングをたくさんカヴァーしてるようです。
う~む、なかなかロマンチック。
温かくも苦いコーヒーのような歌声ですが、
もしこのおじさんがクリスマスに歌ってたらなかなかいい雰囲気じゃないでしょうか。



ちなみに世界の飢餓人口は10億8千万人。
6人に1人の人が、今日も食べるものがない。
一方で、子供のおなかを満たすことができる温かいおかゆは1杯30円ほど。
ディランのこのアルバムでかなりの人が少し幸せになれることでしょう。

ボブ・ディランという人は多分、社会活動家とか、慈善活動家、
という捉え方は本人も嫌いだし、個人的にも似合わないんじゃないかと思うんだけど、
この歳になってこのクリスマスアルバム・・、しわがれた声のサンタクロース・・、
ロマンチストであることは間違いないですね。


9.24.2009

広島のお好み焼きのちょっといい話 : 3つの「ない」

突然ですが、「お好み焼き」というのは、ただの美味い食べ物ではない
とりわけ広島に住む僕にとっては、ネイバーフード、ソウルフードである。

食べ物、とか、味っていうのは、その人の記憶と結びつくから「うまい」と感じるのだ。
旅先で何かを喰って「うまい!」と感じるのは、その土地全体を体験しているせいもある。

いや、というのも実は・・・
今日、テレビで薄っぺらいお好み焼紹介をしていたので、ちょっとこれを書く気になった
いやふざけるな、というような内容だったので、これは正しいお好み焼理解を促進せねば・・と。
お好み焼は、実に深く、うまい。
これを読めば、あなたもきっと「お好み焼」が今以上に美味く感じられるはず。
特に、広島在住の人はどうか、心して読んで欲しい。


お好み焼の偉大なる軌跡: The Great History of Okonomiyaki
~はじまりは、「それしかなかった」~
お好み焼は、戦後生まれた食べ物である。
終戦直後、まさに焼け野原であった広島には、文字通り「なにもなかった」。
ただし人間って意外とたくましいもので、例えば広島の人々は原爆投下後わずか3日後には、
市内電車を復活させていた。逆を言えば、打ちひしがれるにもそれなりの余裕が必要なのかもしれない。
そんな中、今のカタチのお好み焼が誕生する背景には、3つの「ない」があった
この3つの「ない」が、人々の手によって、今の芸術とも言われる食べ物に昇華していったのだ。
美しいお好みストーリーは、生きる勇気すら与えてくれる


1.食材が「ない」
広島のお好み焼の特徴は(ちなみの広島の人は絶対に「広島風」とは言わない。言う人のことを信じない)、
なんといっても豊富なキャベツ。
この豊富なキャベツを蒸し焼きにすることで甘みを生み出し、お好み焼の深みの土台となるのだけども、
逆に当時は「キャベツしかなかった」のだ。
お好み焼の原型は「一銭洋食(いっせんようしょく)」といわれている。
これは戦前のファーストフードで、水に溶いた小麦粉を鉄板の上に伸ばしてネギを乗せて焼いたものだ。
小学生のおやつ、ぐらいな感じ、だったらしい。
なぜ「洋食」かといえば、「ソースをかけたから洋食」、という今ではピンとこない理由からだ。
戦後、食材がない広島では、どこでも育って、かつボリュームもあるキャベツが、腹を満たすスグレモノだった
そこで、キャベツメインで焼こう!と誰かが思いついたのが始まり。当時は豚肉もなかった。
(メインっていうか、それしか焼くものがなかったら、「思いついた」というほどでもないのかも・・)
そして、生地を折らずに丸く伸ばして、キャベツをのっけ、また生地をのっけ、ソースを塗ってできあがり。
ボリュームも増えて、本当にささやかながらも、主食へとなっていった。


2.働き手が「ない」
今でも広島のお好み焼き屋の屋号は、「○○ちゃん」という風に、女性の名前が多い。
なぜ女性?・・・これは当時、働き手であった夫を亡くした女性が非常に多かったから、
という悲しくもたくましく生きた女性たちの時代のなごりである。
また、元手も非常に少なく済んだらしい。
というのも、お好み焼には鉄板が重要であるが、そこは当時の戦都、広島。
戦争のために生産されていた鉄板を流用した(できた)、というのが大筋の流れらしい。
(“らしい”というのは、もうこの“鉄板入手”の部分はいろんな証言がありすぎて、コレ、という正解がない)
かくして、自らや子供のために屋台をおこし、資源のない中、
ひたすらお好み焼を焼いた女性たちの姿が戦後の広島には多く生まれたのである。
(いまでも信じられない数のお好み焼き屋がある)
そして広島の人々は、そういったお好み焼を食いながら大きくなり、
自らの街を復興させるパワーを生み出した。そう、お好み焼は、元気の象徴なのだ


3.資源が「ない」
広島のお好み焼は、正式には「へら」で食す。
「はし?ははは、○○もまだ子供だなぁ」のノリである。
広島でお好み焼を食うときに箸を使うのは、子供か観光客ぐらいである。
コレは観光客から見ると、そこそこ異様な光景らしい。
なぜ、広島では「へら」を使うのか?
簡単に言えば、箸がなかったからである。割り箸高いし、割り箸じゃなくてもすぐダメになるし。
へらなら丈夫だし、鉄板の上でお好み焼を食べる時、便利だし、洗い物もなくていい。
(すべて鉄板の上で完結する潔さ。箸も皿も使わない。屋台においては好都合)
この「ない」ことが、今のお好み焼の「うまさ」の最大の秘訣である。
ハッキリ言って、鉄板の上にないお好み焼など、真のお好み焼とは言えない
鉄板の厚さが熱のめぐりを左右し、それがお好み焼の焼き加減に影響し、
口に運んだ際の「熱さ=うまさ」になるのである。
「えー、やけどしちゃうじゃん!」とか、「ワタシ猫舌だから」とかいう奴は、単に不器用なだけ
熱々のお好み焼をヘラで切り、
ふーふー吹きながら、「熱いけどヤケドしない」温度で食べるのが正しいお好み焼の食し方である。
ちなみに、本当は最初にお好み焼をいくつかに分割する食べ方もNGである。
(詳しくはお店で聞いてね)



以上、かなり長くなったが、お好み焼の大切なポイントはおさえたつもり
(本当はまだソースに触れてないんだけど、そこは許してください)
これら3つの「ない」が組み合わさって、そこに人々の創意工夫が加えられ、
今のお好み焼になっているのである。
お好み焼は何もないところから生み出された広島のソウルフードである
ということが少しでも伝わればと思っている。こんな食べ物は他に類を見ない。
食べ物は「うまけりゃ何でもいい」わけだけども、
一方で、食べ物は「人間の記憶と結びついたひとつの文化」でもあるわけで。。


さあ、これであなたも明日からまた新しい気持ちでお好み焼に向かい合えるはず!(・・かもね?)


願わくばコレを読んだあなたが、
目の前で「なにもない」ところから粉やキャベツを使って、魔法のような手さばきで、
複雑な香りのハーモニーをつくりだすお好み焼の魅力を目の当たりにする時、
これらの話を少しでも頭に浮かべてくれたなら、広島の人としては、とても幸せです。



Skype 4.1 for Windows:いつの間にかスカイプが新しくなってる


こないだミーティングをしながら気が付いたのですが、スカイプがバージョンアップしていました。
今回はなんと言っても、

ビデオがきれいになった
・なんと、画面の共有ができるようになった

というのがポイントでしょう。
特に画面の共有は、とっても便利な機能です。会議をする場合、とくに重要です。
おなじ映像や画像をリアルタイムで確認できますから、話が速い
一同興奮してしまいました。

これが無料って、ちょっと前なら信じられませんね!





9.23.2009

Michael Jackson's THIS IS IT Clip - Human Nature


マイケルのThis is itですが、少しずつバイラルムービーがでてきてますね。
しかしキレがあるな~。



9.20.2009

たまには泣こう

泣けるCMといえばコレ。



ちょっとオシャレな。


こういう生き方あこがれますね。
後編

個人的にいつかこういうことをやりたいなとも。。



around the World:たまには世界を感じてみる

まずは楽しいSTAND BY ME。
世界中のストリートミュージシャンの映像を編集して、ひとつの曲になってます。
ちょっと感動すら覚えてしまう・・。

did you know 2.0 日本語訳付き
世界はグイグイうごいてます

did you know 3.0


たまに見るといいですよね。世界が100人の村だったら。

AMEX : CLUB PREMIUM PLUS


アメックスから封筒が届いた。
いつもの洋封筒。
左上にCLUB PREMIUM PLUSと書いてある。
右下に小さく「クラブ プレミアム プラスへのご招待状をお届けいたします」とある。
中をみると、紙が一枚入っていて、
この度、あなた様は「クラブ プレミアム プラス」のクラブ・メンバー登録条件を満たされましたので、当クラブのメンバーにご招待させていただきたく、ご案内申し上げます。
で、詳しくはウェブサイト見てね、パスワードはこれね、と書いてある。
ちなみに、サイト自体は公開されている(ここ)。
どうもアメックスである程度の金額を決済すると、自動的にメンバーとして登録されるらしい。
内容を見ると、どうもプラチナのサービスの一部が利用できるみたい。
アメックスとしては顧客の持つさまざまなカードの中から、
アメックスをメインカードにしてもらう戦略みたいです。


以下、5つの特典をご紹介。

魅力的な旅行特典を数多くご用意 クラブ プレミアム プラス旅行特典
eメールとウェブサイトにて、クラブ・メンバーのための旅行特典をご案内いたします。期間限定の特典やご優待割引など、特典をご用意しております。(期間限定特典)

ご要望に応じた旅の手配を プレミアム・トラベル・デスク
ご希望に合わせた旅行プラン、ホテルや航空券の手配など、あなた様の旅をコンサルティングいたします。また、クラブ・メンバーの方には、専用電話番号をご用意し、サービスを提供いたします。

フライト前のひとときをごゆっくり グローバルなラウンジアクセス
クラブ・メンバーの方は、国内外の提携空港ラウンジをご利用いただけます。ご出発までのひとときをくつろぎながら、お飲物などさまざまなサービスをお楽しみいただけます。

国際線のお座席をもう1席 日本航空コンパニオンシート特典
プレミアム・トラベル・デスクを通じて、日本航空対象路線・エグゼクティブクラスの国際線航空券(日本発着)を 1 名さま分往復普通運賃相当額で、新規にご予約、ご購入いただきますと、追加料金をお支払いいただくことなくご同伴者さまのお座席を同じご搭乗クラスにてご用意いたします。

日々の暮らしに上質なおもてなし ライフスタイル特典
期間限定でショッピング・コンシェルジェやサロンをご利用いただけるサービスです。例えば、提携百貨店などで、お買物のお手伝いをはじめとしたサービスを提供いたします。(期間限定特典)

ま、特典自体は「そんなもんか」という感じで、
まだ詳細が明かされてないけど「グローバルなラウンジアクセス」(11月に発表)は
いわゆるプライオリティパス、という認識でいいのかな。だとしたらちょっと嬉しいな。
空港では混雑から逃れてゆっくりしていたいですよね。



ちょっと笑ったのは、国内宿泊の特典を眺めていると、
「芸妓&舞妓ディナー」付き宿泊プラン
という項目があったこと。
芸妓さんや舞妓さんがいたらなんか緊張して料理の味がわからくなっちゃうかも。
ハイアットリージェンシー京都の企画でした。



9.19.2009

もしも財布をなくしたら・・・

こないだ、財布をなくしました。

飲んで帰って、家の前でタクシーを降りた。
朝になって、カバンの中をみると、財布がない・・・。
・・・どこで?・・としばらく考え、捜してみるが、ない。


まずすべきことは、クレジットカードの紛失の電話。
こういうときのため、契約しているクレジットカード会社の紛失の
緊急連絡番号はすべて携帯に登録してあります。


さっそく電話。
複数社に電話をかけたけども、一番電話応対が良かったのは、American Explessでした。
アメックスはいつも普通に電話応対がいいのだけども、
そこらへんはやはり高い年会費に比例した実力があると思えます。

事務作業としての的確さはもちろんのこと、ひとつひとつの相槌や声のトーン、どれもが素晴らしい。
なかでも突出していたのは、
「今回、お財布の中にはアメックス以外のクレジットカードも含まれておりましたか?」
「はい、いくつか」
「さようでございますか。もしよろしければそちらのカード会社の緊急連絡先もお調べいたしますが・・」

まさに顧客想い。ここまでの丁寧なフローを持っているのは
今回電話をかけたクレジットカード会社の中ではアメックスだけでした。
他のカード会社は、自社のカードの停止&再発行で終わり。まぁそれが普通といえば普通なんですが。


ちなみに一番最初に再発行のカードが届いたのも、アメックスでした。
普段、決済時にはどこのカード会社も顧客と直接の接点はないので、その社風の違いは見え辛いですが、
こういった緊急の対応の際にどういった対応をしてくれるのかが、そのカード会社のイメージを決定付けますね。

う~ん。勉強になります。




財布はなくさないのが一番ですが・・
旅先では常にトラブルに備えましょう。
アメリカン・エキスプレス




9.16.2009

人のこころを動かす:セールス編

人のこころを動かす、というテーマについては、さまざまな書籍が発表されている。
有名なのは、、

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
あたりなんだと思う(よく書評されてます)。
人間の行動に影響力をおよぼす項目について6つにカテゴライズし、
それらについてさまざまな実例を挙げながら解説している。
とても社会学的なアプローチをとって説明されているので、
これまで「説得」とか「セールス」という分野に携わったことがなければ
(もしくは携わっていても注意深くなければ)
「目からウロコもの」の気づきが得られるはずだ。



個人的にはややまどろっこしく感じられた。
上記は心理学やセールスの初心者向けには非常に良くできているが、実践向きではない。
なんというか、セールスに携わり、真剣にそのテクニックを日夜研鑽している者にとっては、
“確認”にしか過ぎない(それだってスゴイことだけど)。


これを読んでいるあなたが、もしセールスに携わっていたり、もともと心理学に興味がある人なら、
シュガーマンのマーケティング30の法則  お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

こっちの方がオススメ。
『影響力の武器』が“理解”だとしたら、こっちは“納得”。
実際にTVショッピングでサングラスを2000万本売った男が言うのだから、説得力もある。
社会学者は果たしてサングラスを2000万本売れるだろうか。
30のテクニックのひとつひとつがなかなか深い。考えさせられ、実践向きでもある。



実はセールステクニックを身に着けるにあたって、
テクニックをカテゴライズすることはほとんど役に立たないと思う。
(理解するのには役立つけど)
テクニックはディティールに宿るからだ。
いわゆるデキるセールスマンは、
呼吸を感じ、視線の動きを感じ、間を感じ、声のトーンや身振り、
それらすべてが調和し、相手に影響することが前提となっている。


もうこれらは究極、文字情報では伝えきれないんだけども、
もし文字でテクニックを伝えるとしたら、それが自らの経験談として書かれているのか、
それとも多少、事柄との距離を置いて客観的に書かれているのかでは、
伝わり方がまるで違ってくる。
読む人にいかにリアリティを持たせることができるかがポイントだから。



そういう意味では、
セールスのテクニックは「誰が」伝えるかが一番大切ではないだろうか。
人のこころを動かす、という作業は、言語化できない要素が多いから。


9.15.2009

あなたの足許は大丈夫か:カテゴリという名の氷山

今をときめくIT系の製造業の友人と話していた。

「日本はダメだ」
と彼は言った。

「今日本人がやっていることは中国やインドに取って代わられる。そうならない理由がない」

彼は転職を決意したという。
(普通に考えたら、今のところ世界シェアもかなりあって儲かっている会社なんだけど)


たしかに。・・僕もそう思っていた。
特に製造業において世界的なシフトは確実にスピードを増している。
ユニクロに代表されるファッション分野しかり、アップルに代表されるハード部分しかり。
“ハード製造”と“ソフト創造”の2分野は確実に拠点を明確にしている。


また、あるカテゴリをいかに支配していたとしても、
そのカテゴリ自体が時代の流れと共に消滅してしまうことがある。
例えば、、ポラロイドやコダック。
彼らはカメラがデジタル化するにあたって、完全に乗り遅れてしまった。
フジフィルムはなんとか生き残っている。
ただしアップルがかつて「アップルコンピューター」から「アップル」へ改名したように、
「フジフィルム」という名前が「フジ」という名前に変わるのも時間の問題かもしれない。



僕や僕の世代は若い。
今、50歳の人が考えるのとは違った見方で世界を考えざるを得ない。
今起こっている世界的な大きな流れが確実に自分自身に影響があるし、
また、“今”だけではなく“これから”という長めの時間軸で現状を捉えなければならない。
見ないフリをしていても、現実はダイナミックに変化している。

この本、結構オススメ。過激なタイトル。
著者のアル・ライズは僕の好きな広告人なんだけども、生ぬるい考え方にガツンとやってくれる。
また、これは僕の持論だけれども、大概の場合、
人が口にする「やりたいこと」なんてものは、中途半端な幻想なんだ。
もし「やりたいな~」だけで、現実を動かしていないとしたら、
それは本当にやりたいことではないのだ。

今やっていること、日々やっていることを、やりたいかどうか。
やりたければやるだろうし、やりたくなければ他を当たればいい。
答えは意外とシンプルなんだと思う。