12.06.2008

化粧水を使う男性が増えています:(あまり知られていない化粧品の秘密)

どう思います?化粧水を使う男性?最近増えているみたいですけど。
大体以下のようなリアクションになると思います。

  • え~、男性が化粧水を使うなんて!
  • 別に男性が化粧水を使ったっていいんじゃない?
  • いや、普通でしょ。
  • っていうか化粧水って何?

疎い男性のために解説すると、化粧水は「洗顔後の保湿液」ですね。
肌の乾燥を防いで、キメを細かくし、肌を柔らかくする作用もあります。

“オトコは見た目を気にするモンじゃない!”という世の中から、
髪型を凝ったり、眉の手入れが普通になったり、
“見た目を気にするオトコ”が普通な世の中になってきました。

世の中の“男性”“女性”というジェンダーがだんだん曖昧になってきて、
“こうあるべき”というカタチが崩れてきましたね。
化粧品各社、男性向け化粧品の販売を拡大しています。


さて、実はかく言う僕も、化粧水を使う男性のひとりなのですが、
最近の“男性用化粧水”には、逆に「やりすぎ感」を感じます。
確かに、女性と男性の肌は違うわけですが、そんなに気にするのことなのかと思います。
もちろん、“男性専用”とすることで、心理的な垣根を低くしているとは思いますが。。


一時期、化粧品の広告担当だった経験から言えば、
化粧品なんて所詮、プラシーボ効果、広告イメージなんですよね。
もちろん表向きはそうじゃないことになっていますけど。
値段の差は一種のファッションですから、ユニクロでもエルメスでも温かさは同じ、みたいな。

だから、機能だけを求める人にはそんなに高価な化粧品は必要ないわけです。
ただし、化粧品ってオトメゴコロというか、
どちらかというと肌というよりも自尊心に働きかける商品ですから、ファッションは大切です。


ちなみに、化粧品には機能しか求めない僕が使ってる化粧水はコレ。
無印良品化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ (V)400ml 1,200円
化粧水の役割は保湿なので、必要充分って感じですね。
ちなみに、世の中の化粧品のほとんどは、製造会社と発売会社は別です。
有名ブランドの化粧水も、無名ブランドの化粧水も、実は同じ工場で作ってたりします。
いわゆるOEMってやつですね。
まぁ、製造会社はブランドによってちょこっと配合を変えているってのが実際です。
(だから業界では、どことどこの化粧品は中身おんなじ、とかよく言ったりします)


なので、無印でも以下のようなブランディングと言うか、
「釜石の山の奥でいい水を見つけて~」みたいなくだりは、実際製造元がやってます。
当たり前と言えば当たり前ですが。
もちろんそれをお客さんにきちんと説明する、シンプルなパッケージにする、
こういったところに無印らしさが表現されているのですけどね。


ファッションとかイメージはとても大切だと常々思っていますが、
かと言って、すべての物事がそうでなくってもいい、とこの頃思います。
無印はそういう力の抜き方がうまいですね。

さて、あなたにとって化粧品ってどんなものですか?
やっぱりオシャレで憧れられるものであって欲しい、という方もいれば、
僕みたいにそんなに気にしないよ~、という方まで様々だと思います。

男性向け化粧品が拡大することによって、
考え方や選択肢が増えるってことはいいことかも知れませんね。


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