2.02.2009

Leni Riefenstahl:アフリカへの想い



レニ・リーフェンシュタールをご存知だろうか?
彼女は僕の知りうる中で、最高の映像作家・写真家である。

代表作は『オリンピア』や『青い光』、彼女の最期の作品となった『ワンダーアンダーウォーター』など。
もちろん、彼女の代表的な写真集、アフリカのヌバという民族を撮った『nuba』も忘れてはいけない。


そして、彼女を有名にした別の側面、ナチスの党大会を収めた『意志の勝利』。
これがプロパガンダに使用されたとして、戦後彼女は批判を浴びることになる。
(その後裁判では無罪)
彼女はいわゆる“コントラヴァシー”なアーティストではあったが、
僕はあまりその側面には興味がない。


僕は彼女のアーティストとしての側面が好きだ。
圧倒的に美しい映像や写真を生み出した彼女の業績は、今もって忘れることができない。


上のDVDは、彼女が98歳のときに、
アフリカのヌバの人々と再開するためにスーダンを旅した記録だ。
98歳でありながら、尚精力的であり、自意識が高く、
美に対してピュアな興味を抱いていることが映し出されている。


長らく友人に貸し出していたこのDVDを見て、彼女の“美を追い求める姿勢”に改めて感動した。


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