10.31.2009

THIS IS IT MICHAEL JACKSON



THIS IS IT 観ました。
素晴らしいショーです。
マイケルのダンスのキレ、そして進化した振り付けにビックリ。
「最盛期を思わせるような」ものではなく、「最盛期よりスゴイ」!と断言できます。
この映像を見れば、彼が世界最高のエンターテイナーであることを疑わないでしょう。


音楽のセンス、ダンスのセンス、ショー全体の構成のセンス、、、
こういうのを才能というのか!と感激してしまいます。
こんなクオリティの仕事をいつかしてみたいと思います。

彼のファンのみならず、2週間の限定公開ですので、お早めに。


10.18.2009

ネーミングセンスについて: dyson air multiplier

正面から見たファン
Dyson Air Multipler

というわけで、ここ2、3日の話題をかっさらっているダイソンのエアマルチプライアーです。
羽のない扇風機。
羽がなくても、ダイソンらしい洗練された空気力学でスムーズな風を送れるらしいですよ。
なかなかカッコイイですね。

しかし残念なネーミングです。
air multiplier(空気増幅器)って・・・。
もうちょっと詩的な名前はなかったんですかね。発音し辛いし
先日のCELL REGZAの件を思い出してしまいます。


で、「dyson」を頭につける必要があったかどうか。
dysonといえば、もちろん「科学的」「洗練された」イメージもありますが、
結局、なんだかんだいって今のところ「吸引力の変わらない唯一の掃除機」の代名詞でしかありません。

ここで新たに登場した画期的な商品にも同じ名前をつけてしまうと・・・
「羽のない扇風機=dyson」とかになると、結局、dysonというブランドイメージがぼやけてしまう。
掃除機なの??扇風機なの??
安易にネーミングやブランド名の「展開」をしていると、
そのうち、TOSHIBAとか、日立とか、そういった「何も意味しない」名前になってしまいます。

今のところ違う商品に同じ名前をつけても有効なのは、ファッションブランドぐらいで。
(それでも範囲は限られますが)


dysonにはブランドイメージと売上を大切にしてもらいたいものです。
これだけの画期的な商品なのに、なぜ別ブランド・別ネーミングを立ち上げなかったのでしょう。


こういったネーミングって、センスなので、なかなか難しいでしょうね。
そういった意味ではスティーブ・ジョブズがMP3プレーヤーを発表する時に、
「Apple Music Player」ではなく、「iPod」とネーミングした、、
このネーミングセンスってやっぱり奇跡的ですよね。



10.11.2009

HERMES 幸せな未来を書き込みましょう

これもスケジュール通りかしら?

あ、もう今年も終わるんだ・・・
そう思い出させてくれたエルメス様からのお手紙です。
今回のイラストは「恋の秋」といった感じですね。

手帳、という商品は、「未来」への期待が込められている
非常に人間らしい商品ですね。
こういった分野では、エルメス様のブランド力がいかんなく発揮されます。


10.08.2009

Nice Body への道:自信に満ちたボディを手に入れろ

みんなが体操のおねーさんや、スパーモデルのように、
“完璧な”ボディを手に入れることは現実的ではないし、それがいいとも思えない。

ただし、みんな、自分の身体には自信を持った方がいいと思う。
スーパーモデルのようなボディラインになることが自信を持てる、ということではない。
自分なりのベストが肝心だと思う。
先日、ある雑誌の表紙に引き締まっていないおなかのモデルがヌードで登場したところ、
「美しい!」と絶賛の嵐だったそうな。
今は、「やせている=美しい」というのは必ずしも絶対ではない。


特にデスクワークをしているとそうなんだけども、
知らず知らずのうちに、体力が落ちていっている。
そこでエクササイズですよ。

なにもドラゴンボールのように、死の直前まで(または死んでからも)特訓を重ねる必要はない。
最近のフェットネスは進化していて、あんまりがんばらなくても効果アリ。
(効果がなかったらそのDVDが合っていないだけだ)

ぼくのオススメはこれ。わずか10分でいい。毎日やらなくてもいい。
10分間のエクササイズが、部位別に5つ収録されている。
音楽にノリながら、ダンスしていく感じ。筋力に自信がなくてもOK。難易度は低い。
その割りにいわゆるインナーマッスルに効く。
とくに「ウエスト・アタック」は週に3回もやれば、
鏡の前で「あれ、違う」と効果を実感できるはずだ。


次はコレ。

このDVDは、なかなか飽きない。
キレイな砂浜や、美しいビルの屋上や、屋内、
場面が自然と切り替わりながらエクササイズしていくので、見ていて楽しい。

中身は、なかなかハード(上のと比べると)。
筋力に自信がない人は最初ちょっと苦労するかも(僕のように)。
ウエストまわりをこれでもか、と攻めまくる。
「あともう2セットよ~」「え、マジっすか!」みたいな(笑)

このDVDではダンベルも使用する。


さて、エクササイズ成功の秘訣は、なんといっても
「毎日やらないこと」
コレに尽きる。
高い目標を立てると、かならず、挫折が訪れる(笑)

週に1回やったら自分をほめてあげよう。
週に2回もやったら、自信を持っていい。
週に3回もやったら、自分の驚異的なスケジュール調整能力と美に対する意識を絶賛しよう。


特に腹筋や背筋は他の部位に比べて回復が遅いので、
毎日やると逆効果らしい。中2日空けるのがいいそうな。


自然な筋力をもつことで、仕事や恋愛に対する態度がポジティブになる。
集中力の持続時間も長くなる。
日常生活も、旅も、頭を使った会議も、執筆も、すべて、体力が関わっている。

この秋は、運動の秋、ということで。




10.06.2009

「高機能」という幻想はいつまで機能するか:CELL REGZAなど



東芝がCELL REGZAという新商品を発表しました。
あのプレステ3にも搭載されているという、CELLという
コストパフォーマンスがあまりよくなかった高性能チップをたくさん積んでいるのが特徴で、
映像がキレイだったり、同時にたくさん録画できたり・・・。

気になるお値段はざっと100万円ほどとか。。

別にこの商品だけを取り上げて言うわけじゃないんですが、、
ここ最近の日本の家電はどういう方向に進んでいるのか、イマイチわかりません。

そろそろ「性能主義」から脱却してもいいんじゃないでしょうか。
いえ、技術そのものや、技術革新自体を否定しているわけじゃありません。
テレビもパソコンももっと速くなった方がいいと思います。

ただ、このネーミング・・・「セルレグザ」って・・。
チップの名前を商品名にする気持ちがさっぱり理解できません。
何十年か前、「ICチップ」というものが珍しかった頃、とにかく色んな商品が
「ICチップ搭載!」とうたっていたようですが、それを思い出さずにはいられません。

なんだかスゴそうだけど、
ライフスタイルを変えてしまうような提案が見えてこないんです。
「技術がスゴいのはわかったよ。で、どうなの?」
っていう。

「(自分が考える)いいモノを作れば、絶対わかってもらえる」という
雰囲気は感じられるのですが、プレゼンがなさすぎですよね。
「高機能」っていうのはもう別段、目新しくもなく、熱烈に求められてもいない要素かもしれません。

日本のモノづくりは、もうちょっと人間の方を向いたほうが良いときかも。



10.02.2009

中秋名月

逸題 (井伏鱒二)

今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ


春さん蛸のぶつ切りをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿


ああ 蛸のぶつ切りは臍みたいだ
われら先づ腰かけに坐りなほし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ


今宵は仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあわせ
よしの屋で独り酒をのむ




今年は10月3日(土)がその日。
上は僕の好きな井伏鱒二の詩。