でおなじみの、ユニクロを経営しているファーストリテイリングの社長、
柳井さんがNHKの番組に出てました。
たまたまHDに録りためたもので、目に付いた。
勝間さんという最近イケイケの評論家が、ドラッガーの経営哲学に沿ってインタヴューしていた。
ユニクロでは店長にほとんどの裁量があり、現場で考えることが大切etc....
ぼーっと見てたんですが、ちょっと気になったのは、
「全員経営をしなきゃだめなんです」的なことを柳井さんがおっしゃっていたこと。
そしてそれを社内スローガン的に使っていたことです。
よく聞くこの「全員経営」という言葉ですが、
もし本気で信じているとしたら、限りなくバカバカしいことですね。
経営者の気持ちとしては非常によく分かるんですよね。
要するに、「みんな俺みたいにモノを考えてくれ」ということですから。
このことを言っている会社は多いと思いますが、
この言葉を聴いたとき、
「あの柳井さんでも、裸の王様になるのか」としみじみ思いました。
人にはそれぞれ向き不向きありますから、経営という言葉にピンとこない人は多いんじゃないでしょうか。
「全員経営」という経営者の気持ち寄り100%の言葉で、
「会社のことを考えて行動してくれ」ということを伝えようとしているなら、
あまりにモノの見方が一方的ですね。
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