3.23.2008

Direct

コミュニケーションを語るときに、
1対1なら話は簡単なのに、
多数対多数、企業対消費者、とかになると、
とたんに話が複雑になる。

“個人”の消失こそが、コミュニケーションの喪失。

企業が“ブランド”を創造し、
それを使いコミュニケーションを作るのは、
個人対個人にコミュニケーションレベルを落としたいからだ。

“ブランド”という人格を創造するのは、
ものがたりを用いて何かを伝えようとするのに似ている。





3.16.2008

Branded Communication



近頃どんどんグローバルになっていく世界ですが、
グローバル化すればするほど、
コミュニケーションのうまいやつとそうでないやつの差が出るような気がする。

コミュニケーションは、「相手にわかるように伝える」ことが基本。
例えば、相手が英語圏の人なら、こちらも英語でしゃべらなきゃ伝わらない。
たとえ、「いいもの」を持っていても、それをうまく表現して、
相手に「いいね」と思ってもらえなければ、独りよがりになってしまう。

世界で成功しているブランドを見渡すとき、
そこにどれだけ日本のブランドがあるだろうか。
あるブランドが世界的に成功するためには、その商品がよいだけでなく、
その魅力の「伝え上手」でなければならない。

日本人はよく「ブランド好きは中身が無い」という表現を好むけど、
これって単に「伝えベタ」のコンプレックスじゃないかと思う。
たくさん魅力を持った国なのに、伝え方で損している国かも。

ある技術やものごと、精神性の面において、深く入っていくことは得意だけど、
それを外に発信して、つながりを見つけ、みんなで楽しむ、
そしてリードしていく、って事に関してはこれからなんだろうな。

・・・と、最近、よく思う。
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3.10.2008

外は雨



その日の夜も、今夜と同じように、雨が降っていた。
バーテンダーが「なにが飲みたいですか?」と訊ねてきたので
「じゃあ、雨で」と言った。

その場にいた数人で、
“雨”でイメージしてどんな飲み物をつくるか、
という話題で盛り上がった。

僕自身はというと、
おしとやかだけど、どこか悲しいような、そんなイメージ。
例えば、細いグラスにすっきりとした香りの透明の炭酸で、
苦味と甘みが同居していて、そしてアルコールが強めな、
そんな飲み物のイメージ。

けれど、隣の人や、バーテンダーのイメージは全く違っていた。
すごくメルヘンだったり、さわやかだったり。。


おなじ空から降る雨に、ひとはそれぞれの想いをかさねるようだ。
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